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はじめに
先ず初めにお伝えしたいこと。それは、在外公館派遣員の経験はその後のキャリアにおいて絶対に無駄にならないということです。在外公館派遣員の経験を通じて、異文化環境での実務や語学力、バックオフィス業務の経験など、非常に貴重なスキルを得ることが出来ます。しかし、その一方で派遣員には任期が伴います。離任が近づくにつれ、誰しも一度は「この経験をどのように活かせば良いのか」、「次のキャリアで自分のスキルは通用するのか」といった悩みを抱えたことでしょう。かといって、派遣員経験に特化したキャリア情報は限られており、一般的な転職支援やキャリア設計の情報では対応しきれない実情があります。本サイトは、在外公館派遣員の経験を活かしながら、次のステージで成功するための情報を体系的に提供することを目的としています。派遣員としてのバリューやキャリア設計、転職活動の具体的なノウハウに関し実践的な情報を発信し、着実に次の一歩を踏み出せるようサポートすること目指しています。
こんな方におすすめ
・現役の在外公館派遣員
・元派遣員で現在転職活動中orキャリアチェンジを考え中
在外公館派遣員に多い悩み
自分のスキルが国内で評価されるか不安
在外公館派遣員として培ったスキルは、調整力、異文化対応力、語学力など非常に多岐にわたります。しかし、それらが国内の転職市場でどのように評価されるか分からず、不安を抱える人が多いです。
- 「調整力や語学力を企業にどうアピールすればよいか分からない」
- 「異文化対応力や外国での経験が国内企業で役立つイメージが湧かない」
適切な業界や職種が分からない
派遣員経験が直接的に繋がる業界や職種は一部に限られており、「何を目指せばよいか分からない」という声がしばしば聞かれます。
- 「国際業務に携わりたいが、どの業界が自分に合っているのか分からない」
- 「派遣員のスキルを評価してくれる職種を見つけられない」
- 「そもそもなにがやりたいのか分からない」
転職活動の進め方が分からない
派遣員のマジョリティは20代で、中には社会人一発目が派遣員という人も少なくはありません。したがって、転職市場の動向や職務経歴書の書き方、面接対策に慣れていない人が多いです。
- 「転職活動をどのタイミングで始めればよいか分からない」
- 「派遣員経験ベースに職務経歴書をどう書けばよいのか困っている」
- 「面接で派遣員経験を効果的にアピールできるか不安」
これらの悩みの背景
在外公館派遣員の特殊性
派遣員の業務は、一般的な職務とは異なる特殊性を持っています。公的機関での調整やロジスティクス業務、語学を活かしたコミュニケーションなど、経験は豊富ですが、それを日本国内の企業にどう伝えるかが課題になります。
転職市場の情報不足/情報過多
派遣員としての任務に集中していた期間が長いほど、国内の転職市場に関する情報が乏しくなります。そのため、どのような業界や職種で自分のスキルが評価されるのかを知る機会が限られています。また、逆も然りで、現在ではキャリアに関する情報はいくらでもインターネットやSNSを通じて収集できるため、情報過多になりがちです。
キャリア設計の未経験
派遣員の多くは若手であるため、キャリア設計を主体的に考える機会が限られています。そのため、帰国後に「自分が目指すべきキャリア」が明確でない場合があります。
本サイトの全体構成
本サイトは、3章立てになっています。
【第1章】自己分析:派遣員としての経験を振り返り、自己分析を通じてスキルを認識する。
【第2章】転職市場:派遣員経験を活かしたキャリアの方向性を具体的に考える。
【第3章】転職活動:派遣員経験を活かして転職を成功させるための具体的な行動を考える。
キーワードは「敵を知り己を知れば百戦危うからず」です。
まず、第1章で己を知ることから始めます。派遣員経験の振り返りを行い、どんな業務を経験したのか?それはどんなスキルとしてリフレーズ出来るのか?を整理していきます。自分にはどういった武器があるのかを考えてみましょう。
第2章では、転職市場に目を向けます。皆さんが転職を考えるに当ってどういった業界があるのかについて触れつつ、さらに職種ベースからの分析を試みます。
第3章では転職活動の攻略を考えます。特に、キャリア採用の書類選考過程は通過率が30%程度と言われており、このプロセスを突破しない限り面接の機会は得られません。若手×在外公館派遣員にとって親和性の高い転職エージェントを説明しつつ、書類選考通過率80%の職務経歴書および英語レジュメの雛型をベースに、より確度の高い書類作りを目指します。